书籍 戦争と性暴力の比較史へ向けて的封面

戦争と性暴力の比較史へ向けて

[日] 上野千鹤子

出版社

岩波書店

出版时间

2018-02-22

ISBN

9784000612432

评分

★★★★★
书籍介绍

戦争における性暴力を当然視・許容する語りに抗しつつ,また,生存戦略として行使される女性のエイジェンシー(行為主体性)を否定せずに,戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か.性暴力当事者間の関係性のグラデーション(敵味方/同盟国/占領地/植民地,強姦/売買春/取引/恋愛/結婚)に注目し,さまざまな時代背景のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか,また,時期によって語りと聞き取りがいかに変遷するかを,さまざまな事例を比較して分析する。

上野千鶴子(うえの ちづこ)

1948年生.東京大学名誉教授,認定NPO法人ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)理事長.専門:社会学,ジェンダー研究.著書:『ナショナリズムとジェンダー』(青土社,1998年,新版:岩波現代文庫,2012年),『ケアの社会学――当事者主権の福祉社会へ』(太田出版,2011年)ほか。

蘭 信三(あららぎ しんぞう)

1954年生.上智大学総合グローバル学部教授.専門:歴史社会学,戦争社会学.著書・論文:『帝国以後の人の移動――ポストコロニアリズムとグローバリズムの交錯点』(編著,勉誠出版,2013年),「オーラルヒストリーの展開と課題」(大津透ほか編『岩波講座日本歴史第21巻』岩波書店,2015年所収)ほか。

平井和子(ひらい かずこ)

1955年生.一橋大学社会学研究科非常勤講師.専門:近現代女性史,ジェンダ...

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目录
はじめに……………編 者
序 章 戦争と性暴力の比較史の視座……………上野千鶴子
第Ⅰ部 「慰安婦」の語られ方
第1章 韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史――記憶と再現をめぐる取り組み……………山下英愛
第2章 「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化……………木下直子

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用户评论
上野的序论想的是如何在跨越国族叙事将慰安妇研究变成女性作为战争受害者共同体。因此在文章中出现的韩国慰安妇的证言,不仅是作为被殖民国家受害者的反抗,更是对自国的家父长制的反抗。第六章和第七章把我看emo了。
女性想要获得解放,不仅需要对抗父权制和资本制,还需要对抗来自民族国家日本的压迫。当日本女性学研究者重新审视国家对女性的歧视,历史对女性主体性的抹杀问题时,她们同时开始面对和反省女性的战争责任。但在“慰安妇”研究方面,她强调女性多样化的个体叙事,希望女性挣脱民族国家的身份束缚,我是非常赞成的,作为个体的人与人之间的交流我觉得这是可以实现的,但这也会在某种程度上,削弱和消解对民族国家日本的批判。