30前後の独身女子の、揺れてはいるけど案外呑気な心持ちって? よし、酒井サンに聞いてみよう。越えるまでが、勝負なのか。超えたら、何があるのか。
あなたはギャル期*を、どう過ごしてきたのでしょう。そして今は……? 27歳から31歳までの独身女子の心持を、自らの身も切る潔さと円熟の筆芸で、大分析!「結婚・出産したくないわけじゃあないけれど、今はとりあえずいいかなあ」と思っているうちに、日々がそれなりに楽しくすぎてしまった皆さんに、きっと拍手をいただける快著。 *若い女性であるという果報を屈託なく享受する人生の一時期
1966年東京生まれ。立教大学観光学科卒業後、3年間の広告会社勤務を経て、執筆に専念。2004年『負け犬の遠吠え』で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。おもな著書に『29歳と30歳のあいだには』『観光の哀しみ』『少子』『容姿の時代』『枕草子REMIX』『都と京』『女子と鉄道』『儒教と負け犬』ほか多数