大学のゼミ(関西学院?)を舞台に発生する連続殺人事件。電話の途中で後背を刺された学生、風呂へ入る途中で刺殺された学生、密室や容疑者にアリバイが成立する事で事件は混迷していく・・・。メモリアル・トゥリーとは何か?奇術と論理の新本格派期待の新鋭登場。
依井 貴裕(1964年2月15日 - )日本の小説家、推理作家。大阪府生まれ。関西学院大学文学部卒業。本格ミステリ作家クラブ会員。大阪市職員として働いていた1990年、東京創元社の書き下ろし推理小説シリーズ「鮎川哲也と十三の謎」全13冊のうちの1冊を公募する企画「十三番目の椅子」に英池恵夢名義で応募し、最終候補作となった『記念樹(メモリアル・トゥリー)』でデビューした(受賞者は今邑彩)。アマチュアマジシャンであり、泡坂妻夫の弟子である。