実話怪談のスペシャリスト達が切りとった刹那の恐怖、究極の1行怪談から長くても2ページまでに収まる怪談を選りすぐった一冊。
恐るべし最短の1行怪談「出会す」(平山夢明)、怪談実話コンテストで平山が絶賛した「ささやき」(黒木あるじ)ほか、「日なた」など短編怪談の名手・我妻俊樹、『「超」怖い話』夏版の編著者・松村進吉が参加、怪談社・伊計翼からは切れ味するどい怪談が寄せられ、黒史郎、神薫も集う。
『新「超」怖い話』シリーズ(勁文社文庫版)に掲載された幻の短怪談も再録。圧巻の書き下ろしとレジェンドを合わせ156話を収録。目をつぶる一瞬に植えつける、新たなる怪談の境地がここに!
平山夢明
『SINKER沈むもの』で小説家デビュー。2006年「独白するユニバーサル横メルカトル」で第59回日本推理作家協会賞短編賞短編部門、2007年同タイトルの作品集にて07年度版『このミステリーがすごい!』国内部門一位を獲得。2010年『DINER』で第28回日本冒険小説協会大賞、2011年、第13回大藪春彦賞を受賞。