内容紹介
「……只、生命の尽きる場所」。ある冬の日に阿東優が入院した「7階」は、そういう場所だった。そのことを彼に告げたのは、長い黒髪を持つ同じ入院患者の美少女。名前はセツミ、血液型O――手首の白い腕輪に書かれていたのは、ただそれだけ。最期の時を迎えるのは、自宅か7階か。いずれの選択肢をも拒み、ふたりは優の父親の車を奪って走り出す――。人気ゲームクリエイター片岡ともが綴る感動のストーリー、待望の小説化!!
内容(「BOOK」データベースより)
「…ただ、生命の尽きる場所」。ある冬の日に阿東優が入院した「7F」は、そういう場所だった。そのことを彼に告げたのは、長い黒髪を持つ同じ入院患者の美少女。名前はセツミ、血液型O…手首の白い腕輪に書かれていたのは、ただそれだけ。他にわかることといえば、いつも不嫌機そうな顔をしているということと、優より年上なのに、まるで子供のような外見だということぐらい。最期の時を迎えるのは、自宅か7Fか。いずれの選択肢をも拒み、ふたりは優の父親の車を奪って走り出す。行き先も、未来さえも持たないままに―。人気ゲームクリエイター片岡ともが綴る感動のストーリー、待望の小説化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
片岡 とも
大阪府出身。ゲームディレクター・シナリオライターをはじめ各方面で活躍中のクリエイター。『ナルキッソス』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)