堕天使拷問刑
飛鳥部勝則
评分 7.8分
内容紹介 両親を事故で亡くし、母方の実家に引き取られた中学1年生の如月タクマ。が、そこではかつて魔術崇拝者の祖父が密室の蔵で怪死した事件が起きていた。さらに数年前、祖父と町長の座をめぐり争っていた一族の女三人を襲った斬首事件。二つの異常な死は、祖父が召喚した悪魔の仕業だと囁かれていた。そんな呪われた町で、タクマは「月へ行きたい」と呟く少女、江留美麗に惹かれた。残虐な斬首事
鏡陥穽
评分 暂无
帰宅途中、浮浪者ふうの男に襲われた葉子は、無我夢中で抵抗した結果、男を死に至らしめてしまう。婚約を間近に控えた彼女は、悩んだ末、死体を海に捨てることを決意。完璧に隠蔽をやり終えたはずだったが、翌日、友人の結婚式で彼女に声をかけてきたのは、昨日殺してしまったはずのあの男だった…。旧家に伝わる鏡が、ひたひたと街を浸食する。 飛鳥部 勝則 (あすかべ かつのり、1964年10
レオナルドの沈黙
「私は遠隔のこの地にいたまま、目的の人物を思念によって殺してみせる」降霊会の夜、霊媒師によって宣言された殺人予告と、その恐るべき達成。すべての家具が外に運び出された状態の家の中で首を吊って死んでいた男。密室状態の現場。踏み台にされたレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿本と鏡文字の考察。第二の不可能犯罪の勃発。そして読者への挑戦―。本当に犯人は霊媒師なのか、違うとすれば果たして犯人は誰なのか?“さか
ラミア虐殺
吹雪の山荘で起こった連続殺人。「突きとめられないなら、全部殺してしまえばいい。その方が自分がやられるよりは、はるかにいい」 残された謎のメッセージカード。殺すか、殺されるか。極上にして凶悪。インモラル推理小説。
砂漠の薔薇
评分 7.7分
荒れ果てた洋館で、学校の女王・竹中真利子が首なし死体で発見された!同級生の奥本美奈は、死体を発見した画家・明石尚子と、事件の闇の部分へと踏み込んでゆく。洋館に越してきたイカれた彫刻家、自称刑事の謎めいた男―疑わしい人物ばかりが現れてきて…。鮎川賞作家が紡ぎ出した、妖しくも美しく、せつない本格ミステリの悪魔的問題作。 飛鳥部 勝則 (アスカベ カツノリ) <
バベル消滅
评分 6.9分
小さな島の版画館で警備員として働く風見国彦は、毎日決まった時間に訪れるセーラー服の美少女に気づく。彼女の目的は、アントニスゾーンの版画『バベルの塔の崩壊』。閉館までその作品の前に立ちつくしている少女に、風見は興味を抱く。同じ頃、島では連続殺人事件が発生。殺人現場には必ず「バベルの塔」の絵が残されていた。殺人事件の犯人は誰か、バベルに秘められたメッセージは何か、そして美少女と事件の関係は?自作
殉教カテリナ車輪
评分 8.5分
1997年春。地方の美術館で事務をつとめる井村は、気分転換のつもりで、たまたま手近にあったカイヨワの『幻想のさなかに』を手に取った。すると、背後からその様子を見ていたミステリ好きの学芸員・矢部が、驚愕の表情を浮かべている。そして、こう呟いた──「謎は、解けた」。 一息ついてから、矢部は井村にある手記を手渡した。14年前に夭逝した東条寺桂という地方画家が残したものを、矢部が